その十九 「道玄坂亀寿司」

 もう一人「與兵衛鮨」の流れを汲むのが四代目小泉喜太郎の弟子、青島熊一氏である。明治43年(1910年)生まれで「與兵衛鮨」が閉店する直前の大正12年(1923年)から「與兵衛鮨」で修業した。その後「道玄坂亀寿司(鮨)」を開店したが、現在には至らず。

 その「道玄坂亀寿司」で修業した竹内明夫氏が1982年に練馬区大山に「鮨竹半」を開店。その後、恵比寿に店を移し、現在はその弟子の若槻剛史氏が「鮨竹半若槻」として引き継いでいる。若槻剛史氏は「鮨竹半若槻」近くに「KARUME」という姉妹店を併設している。

 

(追記)2021年1月3日

 「寿し屋の勘八」で19年間修業し、その後、恵比寿「鮨竹半若槻」で3年修業した梅澤直幸氏が2020年12月入船に「鮨うめざわ」を開店。

 

 

 

 

 

 





 

 

 

 

  • 参考書籍

 

「すし技術教科書・江戸前ずし編」 全国すし商環境衛生同業組合連合会監修 佳藤木一整 編 1975年初版 旭屋出版