その二十四 「新ばし しみず」

 石丸久尊氏の弟子として「新橋鶴八」で修業したのが清水邦浩氏で、1999年に新橋に「鮨処しみず」として開業した。現在は場所を移して「新ばししみづ」となっている。

 清水邦浩氏の弟子としては「鮨まつもと」の松本大典氏が独立して、2005年に京都に店を開いた。その後、女性のすし職人として「鮨竹」の三好(竹内)史恵氏が独立している。「鮨竹」の二番手として仙台の老舗魚屋六代目の岩沼徳太郎氏が修業している。清水邦浩氏の弟子としては他に「高柿の鮨」の高垣伸英氏が続く。

 「鮨まつもと」から星山孝史氏が大阪「鮨ほしやま」として独立、綿々と続く千住「みやこ」の系譜がここにある。

 

(追記)2021年2月28日

 「鮨竹」二番手の岩沼徳太郎氏が2021年3月末に退店し、仙台に帰郷する予定。弟の岩沼祥太郎氏も割烹「新ばし笹田」で修業中だが、今後、仙台に帰郷予定とのこと。

(追記)2022年6月9日

 銀座「鮨竹」の二番手だった岩沼德太郎氏が、故郷の仙台で2022年6月1日に「鮨德」をオープン。「新ばし笹田」で修行した弟の岩沼翔太郎氏と兄弟で店を営む。

 

(追記)2023年4月23日

 水天宮前「高柿の鮨」で修業した齋藤大勝氏が、2023年3月31日水天宮前に「すし屋のまさ勝」をオープン。

 

 

 







 

 

 

  • 参考書籍

 

dancyu」2006年1月号 プレジデント社

dancyu」2007年4月号 プレジデント社

dancyu」2015年1月号 プレジデント社

dancyu」2017年1月号 プレジデント社