その五十一 「匠すし昴」「匠達広」

  「匠すし昴」は四谷「すし匠」で修業した松本卓氏により2002年に青山一丁目駅近くにオープン(現在「匠進吾」の場所)。2013年2月に現在の表参道の骨董通りに移転した。2019年にはリニューアルオープンし、兵庫県出身の外屋敷光宏氏が引き継ぎ、松本卓氏はハワイ「SUSHI SHO」へと移った。(2021年のコロナ渦にともなうハワイ「SUSHI SHO」の休業により「すし匠齋藤」に移動し、現在に至る(2022年2月現在)。)

 「すし昴」で修業した久保田真介氏は「鮨久保田」を2012年に博多で開業。久保田真介氏は18歳の時に「すし昴」に入店。その後、数店舗で修業した後に20歳代で開業した。

 西達広氏は金沢県に生まれ、金沢の和食店や東京都内の鮨店で修業した後に四谷「すし匠」に入る。5年ほど修業した後、2009年に新宿駅前に「匠達広」を開店して独立した。2012年には現在の新宿御苑前に移転。2017年には姉妹店「鮨ばんど」を開業し、「匠達広」で3年ほど修業して二番手だった伊山徳宗氏が任されている。

 2019年2月には「匠達広」の向かいに西達広氏自身の苗字を冠した「西」をオープン、昼の営業として始まったが、現在は15時からの夕方の営業も行っている(夜は貸し切りのみの営業)。

  

(追記)2021年1月24日

 「匠達広」が「戸越銀座鮨ばんど」を2021年1月8日にオープン。つけ場に立つのは「匠達広」で二番手をつとめ「新宿御苑鮨ばんど」をまかされていた伊山徳宗(いやまのりかず)氏。

 

 

 

 

















 

*参考書籍

 

dancyu」2015年1月号 プレジデント社

「寿司のこころ」 2015年 枻出版社

「美味サライ」 今行くべき口福の鮨 2019年10月 小学館