その五十九 「すし勘分店」

 代々木上原にあり著名人の利用もあった「すし勘分店」は2019年7月に閉店。店主の関清氏は銀座の「勘八」で修業した後、1974年(昭和49年)開業の川崎「すし勘(本店)」から1970年台後半に「すし勘分店」として暖簾分けした。

 「すし勘分店」で2番手だった小野淳平氏は恵比寿に「鮨小野」を開業し、2015年には現在の地に移転した(名称を「鮨屋小野」と変更)。

 その弟子には「鮨早川」の早川輝氏や「鮨早川」の姉妹店である「鮨ニシツグ」の西胤秀樹氏がいる。早川輝氏は「金太楼鮨浅草橋店」などで、西胤秀樹氏は「すし屋のまつ勘」「寿矢」などでの修業歴がある。

 

(追記)2022年4月13日

 恵比寿「鮨早川」は2021年6月末で閉店し、店主の早川輝氏は2022年3月21日赤坂に「鮨はやかわ」としてリニューアルオープン。

 

(追記)2023年7月17日

 「鮨ニシツグ」は2023年4月6日ベトナムホーチミンに移転オープン。大将はすし職人歴27年の西胤秀樹氏。経営はG-FACTORY株式会社。

 

 

 

 



 



 

 

  • 参考書籍

東京生活別冊「東京のすし通になれる本」 2006年 枻出版社