2021-01-01から1年間の記事一覧

その六十五 「鮨なかむら」

中村将宜氏は「高麗橋吉兆」の出身だが、すしに関してはほぼ独学で会得したとのこと。2000年4月、32才の時に六本木「鮨なかむら」をオープンした。最初は六本木のバス屋台、次に龍土町の6坪あまりの小さな店に移転、2年後の2002年5月に現在の店を構えた。20…

その六十四 「鮨一」

「鮨一」が銀座に開店したのが2005年9月。店主は三橋薫氏、上倉孝史氏、石橋正和氏、山根竜介氏などが歴任している。海外にも支店を持ち、現在はシンガポール店、バンコク店、ジャカルタ店を展開。 シンガポール店は当初、銀座「久兵衛」出身の矢部裕二氏が…

その六十三 「蔵六鮨」

「蔵六鮨」は1980年に六本木に開業。ほどなく岡島三七氏が店主となる。岡島三七氏の経歴は恵比寿「割烹入船」から始まり、姉妹店『入船寿司』にて長年修業を積んだとのこと。その後、六本木に3店舗(「本店」「西店」「三丁目店」)、青山に1店舗を展開して…

その六十二 「すし善」後編

「すし善」出身者は多く全てを網羅できないが、全国、世界にその系譜は広がっている。 「金寿司」は1934年(昭和9年)創業で現在は三代目。(札幌では「東寿し」1875年(明治8年)創業(閉店)が最古であったが、現在は「菊鮨」の1923年(大正12年)が最古の…

その六十一 「すし善」前編

嶋宮勤氏は1943年(昭和18年)北海道小樽で生まれ、中学卒業と同時に上京して銀座のすし店で修業。1年で北海道に戻り札幌のすし店で3年。その後上京して横浜のすし店で3年修業した後に「なか田」に入り、中田一男氏のもとで修業した。 その十三 「奈可田」 -…

その六十 「鮨銀座おのでら」

小野寺裕司氏(CEO)のONODERA GROUPのフードサービス部門の一つが「銀座おのでら」で鮨・天ぷら・鉄板焼きなどの外食産業を展開している。鮨は銀座のほか、上海、ハワイなど5店舗を経営している(2021年1月現在)。世界統括総料理長として銀座店(総本店)…