その十五 「鮨青木」

「鮨青木」の初代、青木義(よし)氏は「奈可田(なか田)」の出身で、「なか田」修業後の1972年に京都木屋町「なか田」の主人となる。東京へ戻り、麹町に「鮨青木」として店を開いたのが1986年、そして銀座に戻ってきたのが1992年のことであった。銀座に店を構えた翌年に青木義氏が急逝し、ご子息の青木利勝氏が暖簾を継ぐこととなった。

 その青木利勝氏は「与志乃」で修業されている。2007年に「鮨青木西麻布」を開店。2016年に「銀座 鮨青木」と店名を改めた(「銀座 鮨青木」ホームページより)。このように「鮨青木」は「奈可田」と「与志乃」の両方の系譜を受け継いでいる。

 今では「鮨青木」の出身者も全国に広がり、銀座「鮨鈴木」の鈴木孝尚氏、銀座「鮨杉澤」の杉澤敬吾氏、横浜「鮨はま田」の浜田剛史、金沢「鮨木場谷」の木場谷光洋氏などが活躍されている。「鮨さわ田」の澤田幸治氏は短期間「鮨青木」での修業歴があるとのこと。

 

 

 

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  • 参考書籍

 

「鮨を極める」 早瀬圭一著 講談社 2003年

「日本一江戸前鮨がわかる本」早川光著 2009年 文藝春秋

dancyu」2018年8月号 プレジデント社