その三十二 「築地寿司清」

 創業明治22年(1889年)の「築地寿司清」は「築地寿司清築地本店」を初めとして全国に30店舗あまりを経営しており、「築地寿司清」の他に「鮨魯山」「すし魚寿」「鮨竹山」などを展開している。

 「鮨魯山」の出身には「三谷」の三谷康彦氏、「鮨臥龍」の安達佳一氏、「鮨波やし」の林寿一氏など。その他「寿司清」出身者は「ふじ清」の藤井清章氏、「鮨石島」の石島吉起氏、「銀座すし処真」の渡辺真喜氏、「日本橋さとう」の佐藤武氏など多数。

 「鮨波やし」出身の鈴木道紀氏は2019年に高円寺「かくきゅう」をオープンした。

 

(追記)2020年6月29日

 中村導昌氏は1978年埼玉県生まれ。高校卒業後に「築地寿司清」に入社して7年間勤務。その後、「意気な寿し処阿部」に入社して、店長を務める。2008年3月に独立し、白金「鮨心」をオープンした。2013年8月には南麻布に移転して現在に至る。2017年4月には西麻布に「鮨心はなれ」をオープン。店主は斉藤輝久氏。

 

(追記)2021年5月28日

 「築地寿司清」で修業し、銀座4丁目店で板長を務めていた豊本誠氏が独立して、2021年3月31日、平河町に「鮨誠虎(まこと)」を開業。夜は完全紹介制とのこと。

 

(追記)2022年10月8日

 恵比寿「大六」だった場所に「築地寿司清」出身の中武智樹氏が「鮨処たけ原」をオープン。